2019年05月31日号

なるほど~愉快な語源


 行きつけのカレー屋さんにあった「日本人の知らない日本語」(原案・海野凪子、構成と漫画・蛇蔵/KADOKAWA刊)という、日本語学校を舞台に日本語教師と外国人の生徒のやり取りを描いた“コミック・エッセイ”が面白くて、〈なるほど~×爆笑!の日本語“再発見”〉(本の宣伝文句)にはまってしまった。


 一例を紹介すると…「しゃもじ」という言い方は、柄の先に皿形の部分が付いた道具の「杓子」(しゃくし)が元々の言葉だったのが、室町時代の宮中の女房たちが「“もじ(文字)”ってつけたらなんか可愛い」と、杓子は“しゃもじ”、カツラは“かもじ”、ゆかたは“ゆもじ”、惚れてしまえば“ホの字”なんて言って大ブームになったのが始まりとか。ちなみに汁物をすくうお玉杓子の“おたま”は、カエルの子の「オタマジャクシ」に形が似ているからそう呼ばれた(滋賀県の多賀大社の「御多賀杓子」が転じて「おたまじゃくし」になったとする説もある)…なるほど~。


 で、「しゃくし」を「しゃもじ」にしちゃった女房たちは、「屁なんて下品な言葉…」「“鳴らす”に“お”をつけて『おなら』はどう?」「あ、それ、かわいい」――そんなノリで“お”をつける女性用の言い方も発信したとか。田楽を“おでん”、冷やっこい水の“おひや”、大豆の殻の“おから”…なるほど~。


 日本語教師と外国人生徒の奮闘ぶりに「なるほど~」を連発している。


あせも対策

トラックバックURL:

« 高血圧には二次性もあります | TOP

[PR]SEO対策済みテンプレート